どうも真井です。
前回は「SEOって結局どーいう対策をするの?」ってことを簡単に説明しました。

そんなにガッチリと覚える必要はないので、なんとなーくだけ把握しておいてください。
Googleとの死闘の歴史を知るべき理由
前回の最後にこんな話をしたことを覚えてますか?
その歴史と事実を知らないと「絶対に安全だし順位が上がる」なんて無責任で根拠のない断言をする変な業者に高いお金を払っちゃったり、危険な古い情報を実践しちゃって逆に順位が下るなんてことが起きてしまいます。
真井
これ、ほんと大事です。
「SEOの過去の歴史なんて知って意味あんの?」って思うかも知れませんけど大アリ。
僕がやっている会員サービスDo It Yourself(DIY)ではメンバーさんに「2018年最新SEO対策」って講座をお配りしてるんですけど、その中でもこの流れはガッチリ説明をして把握してもらってるくらいです。
じゃ、なんで歴史が大事なんでしょう?
それは「SEOに絶対的な答えが無い」から。
この意識は今後SEOをやる上でめちゃくちゃ大事です。
答えがないので自分で予測して「この場合は過去の歴史を考えればこっちの方が正解確率は高いよなー」ってのを判断するしかありません。
だから歴史を知ることがめちゃくちゃ大事なわけですねー。
SEOに関する断言・・・ほんと?
あなたも経験があるかもですけど、クライアントさんやサロン経営者さんから話を聞くと、SEO業者の営業がこういうセリフを言うことがあるらしいんですよ。
営業マン
営業マン
・・・いや、ありえねーですから。
こんな発言をする人間は、ほぼ間違いなくSEO素人レベルか、あなたを騙そうとしているかのどっちかの可能性大です。
Googleがやりたいことは広告費を稼ぐこと
ここテストに出る大事なポイントなので覚えておいてほしいんですけど、SEOって「こうやれば順位が上がりますよ!」ってことをGoogle側が教えてくれているわけじゃありません。
むしろ大部分は隠したいし絶対にバレちゃだめ。なぜでしょう?
Googleの収入源の大部分は広告費です。GoogleAdWords(リスティング広告)ですね。
参考 Google、広告が好調で増収増益:「AIファースト企業に」Yahoo!ニュースじゃ、Googleはどうやったら広告でさらに儲けられるんでしょう?
広告を見る人が増えればいいですよね。
じゃ、広告を見る人ってどうやったら増えるんでしょう?
Googleを使うユーザーが増えればいいですよね。
じゃ、Googleを使う人ってどうやったら増えるんでしょう?
超便利な検索エンジンにすればいいですよね。
じゃ、超便利な検索エンジンってどんな検索エンジンでしょう?
検索する人が「そうそう!これが知りたかったんだよ!Google超便利♪」って思うような検索結果を見せられれば良いんですよね。
つまりGoogleのビジネスの至上命題は「検索結果の精度の高さ」ってことです。
結局、役に立つかどうか
ユーザーの役に立つサイトは上位に上げたいし、ユーザーの役に立たないサイトは上位にしたくないわけですね。
つまり意図的に細工をして検索結果をコントロールされるなんてもっての他。
検索結果を決めるプログラム要素のことを「アルゴリズム」って言います。
このアルゴリズムは超極秘の情報です。全部で200個以上のアルゴリズムで順位が決まると言われています。
しかも、この中身は毎日何個も入れ替わり。年に数回めちゃくちゃ大きなアップデートもあります。
去年はDeNAのWelq問題の余波で、美容健康系のサイトは大アップデートでのきなみ順位が大変動しました。
このアルゴリズムを全部把握している人は、Google内でもいないって言われています。
そりゃそうですよね。流出したら終わりますから。
結局SEOのノウハウってどうやってわかるの?
じゃあ世の中に出ているSEOのやり方って、どうやってわかったの?ってことなんですけど、これはとにかく予測と検証です。
例えば「こんなことをやったら順位が上がったで!」「順位が下がったサイトにはこんな共通点があるから今のアルゴリズムはこんな感じが重視されてるんじゃね?!」とかですね。
で、それを公開したり有料で教えたりする人も出てきてその情報が広まるわけです。
僕が働いていたマーケティング会社でもSEOノウハウを有料で教えていましたね。
でもあくまでSEOのノウハウってあくまで予測。SEOスペシャリストによっても意見がぜんぜん違ったりもします。
あと、昔は通用したけど今はぜんぜん通用しないノウハウなんて山のようにあります。
GoogleもSEOされないように必死
GoogleはSEOで順位が操作されないように毎日必死なわけです。
「あ、今のアルゴリズムが対策され始めてる!くそぅ!対策されないようにもっと複雑で賢いアルゴリズムに変更だ!」って。
これを世界中の超絶賢いGoogle社員たちが、SEO対策者を叩き潰すために何万人もの人員でやってるんですよ。
そんな内容をほんとに「完璧に攻略できている」と思います?
Googleからすりゃ「ナメんなゴルァ!」って話ですな。
毎月数千万円かけてもよくわからんそうです。
僕の古くからの仕事仲間に、SEOの専門家として研究している人がいます。
数十人ものスタッフと毎月数千万円もの費用を使ってSEOを何年も研究しています。
で、その友達でも「(今の)SEOよくわからん」って言うこともあるんですよ。
もちろんこれは本当にまったくわかんないって意味じゃないんですけど、それくらい複雑化しているし、コントロールすることが難しくなっているってことです。
つまりもう「これだけやれば絶対にサクッと上がりますよー」なんて時代じゃないってことです。
ということで、僕たち一般人が完全にコントロールできると思うのはもう諦めましょうw
SEO業者よりもあなたの方がSEOに向いてるかも
「じゃ、SEOのことをよく知らんワイらはなおさらSEOはムリじゃん」って夢も希望もないように思うかも知れません。
でも安心してください。逆です。
今のこの状況って、たしかにSEO業者には厳しいけど実はあなたには有利です。
その理由は、さっき言ったように今のGoogleが
って状態をかなり高い精度で作り出せるようになっているからです。
つまり僕たちがやるべきは1つ!
検索する人が欲しい情報をちゃんと丁寧に提供していくってこと。テクニックに頼るんじゃなくて。
あなたはその道のプロ
これはSEO業者にはなかなかできないんですよ。
SEO業者はサロンの知識もないですし、ユーザーに役立つ情報を書くこともできませんから。
あと、クライアントの何十個何百個ものサイトの対策をしなきゃいけないですから。
でも、あなたは違いますよね。
あなたはそのジャンルのプロなんですからユーザーに役立つ内容は作れるし、自分のサイト1つに集中すればOK。
だから「SEOが難しくなった」って言うけど実は人によっては良い時代です。
ユーザーに求められるものをちゃんと提供した人が正当に評価されるんですから。
でも逆に言えば、それができないならSEOはかなり厳しいってことです。
SEOを諦めるって手もあり
なので身もフタもないこと言いますけど、リアルな話「ちゃんとした内容の濃い記事を書くのがムリくせー」「あんまそういうのに興味もない」って場合は基本的にはSEO以外の手段を選んだ方が早いです。
テクニックだけじゃ厳しいし、焦らずにまじめに手間と労力をかけてやった人が評価されるってルールなので。今は。そして今後はもっとです。
すっごくつまんない結論ですみませんけど、これが真実だし、ある意味で良い時代ですね。
べつにSEOを諦めるって悪いことじゃないです。人には得手不得手がありますし、好き嫌いもありますから。
上位に上がるまでかなりの時間もかかりますから、そのリソース(労力・時間・お金)を他にかけて集客するのも立派な戦略。
ってことで最後はなんかSEOをやらないって方向の話も出てきちゃいましたけど、一応これが僕たちが2019年以降やっていくSEOのベースの考え方になります。
それではでは!
他の連載記事はこちら
