サロンの求人で成功する2つのポイント&超大事なプラスα

どうも真井です。

僕は求人の専門家ではないんですが、集客や売上で結果が出たクライアントさんからはだいたい次は求人の相談をされるんですね。

「集客はガンガンできているから、人を入れればいつでも売上が上がるのに・・・」って状態でも、人材を獲得できなくてストップしてしまうケースは少なくありません。

とはいうものの、やたらめったら人を雇っても、雇う側も雇われる側も不幸になる可能性は高くなります。人を入れて売上は上がったけど、ストレスが激増している人も少なくないですよね。

ということで、今回は求人について大事なお話を。

求人も集客と同じで「ナメているか」「ナメていないか」

求人も集客もマーケティングも「他人に動いてもらうこと」は一緒なので、方法論も同じです。

まず認識しなければいけないのは「求人は集客以上に大変」ということ。この前提と覚悟が必要です。

知人の美容学校の先生によると、スタイリストの1人の採用コストは100万円くらいかかるんだそうです。えげつないですね。

サクッと求人ページを作ってさらっと募集をかける人が多いですが、そんなんでは勝てないわけです。集客と同等、もしくはそれ以上にしっかりとマーケテイングを考えなければいけません。

いつも出している普遍の公式ですが

成果 = 数 × 率

です。これは求人でも同じ。

求人応募数=(A)求人ページを見てくれる人数 ×(B)ページを見て応募したいと思う確率

なので、

  • (A)求人ページを見てくれる人数
  • (B)ページを見て応募したいと思う確率

この両方を上げる必要があります。

「(A)求人ページを見てくれる人数」を上げる

これはシンプルに「需要と供給のマッチしているところ」に自分の募集を見せるのが手っ取り早いです。

ブログやSNSに投稿をするのも一つの手段としてやっておくのはありなんですけど、投稿直後に反応がなければ、その後に問い合わせがあるかどうかはほぼ運です。

例えば、美容室のインスタアカウントに300フォロワーいるとしましょう。

まず、「その300フォロワーのうち何人が美容師なのか?」という問題があります。美容師が混ざっているとしても、その中で「他の美容室に転職したいと、今この瞬間に考えている人」はかなり少ないですよね。

なので、ブログやSNSに投稿をしても、よほど同業者にフォローされている強いアカウントじゃなければ、ほぼ反応は取れません。

HPも同様です。求人ページ自体をHP内で作っても「他の美容室に転職したいと、今この瞬間に考えている人」が見る確率は限りなく低いので、やはり望むような結果が出るかは期待薄です。

大事なことは「他の美容室に転職したいと、今この瞬間に考えている人」にしっかりと募集ページを見せることです。

方法は2つ。

一つは検索エンジンで「美容室 求人」などで検索をしている人に、リスティング広告で募集ページを見せること。

ただし、これは「検索されないと見せられない」ので広告を見せられるターゲットが少ないうえに、人材系は競合が熾烈ですから単価も高くなります。(リスティング広告はオークション制)

もう一つは、王道で求人サービスを使うこと。

お互いの需要と供給が集まる場所なので、マッチング率は高く効率的です。マーケティング的(成果を得る)にはマッチ度が高いところに見せるのが基本ルールです。

・HPへの投稿
・SNSへの投稿
・ブログへの投稿

これらはやっておくに越したことはないですが、これだけで成果を期待するのは理屈上からも無理があるということは覚えておいてください。

「(B)ページを見て応募したいと思う確率」を上げる

これも集客と同じように、結局は「そのサロンで働きたい」と思ってもらえるかどうかがすべてです。

僕たちも同じですよね。どんな媒体で宣伝されようが何回も宣伝されようが、美味しそうだと感じないラーメン屋にわざわざ行こうなんて思わないはずです。

同じように、どんな媒体で宣伝されようが何回も宣伝されようが、働きたいと感じない職場で働きたいなんて思いません。

ほとんどの求人ページは、アピールを一切してなくて、単なる募集要項を書いているだけです。

売り手市場であれば働く側は選び放題なんですから、わざわざよくわからない店に応募する義理はありません。

フォーマットが決まっている場合は書ける内容も限界があると思いますが、気になるお店であれば詳細を調べますから、かならず独自のしっかりとアピールした求人ページは作っておきましょう。ブログでもペライチでも、あれば何でもOKです。

求人ページで書く内容はこちらを参考にしてください。

ステキな美容師が集まる!美容室の求人の書き方の3ステップ+14のポイント

「 理念・想い・情熱・こだわり」

そして超超超超超大事なポイント。

求人ページでも必ず「 理念・想い・情熱・こだわり」を入れてください。これも集客とまったく同じです。

「 理念・想い・情熱・こだわり」を出していなければ、それに共感をしていない人材が集まります。

雇われる側からしても後から言われても「いや、そんなの聞いてないし」「はじめて知ったし」という感じになっても仕方ないです。

集客でも同じですが、大事なのはとにかく入口なんですよね。あとから人の性格や生き方や価値観なんて、そう簡単に変えられるものじゃないですから。

最初にも言いましたけど、採用後にこのズレで苦労する方は本当に多いです。

一緒に何年も働く仲間なので、集客以上にしっかりと「 理念・想い・情熱・こだわり」を打ち出し、自分に合う人が応募してきてくれるようにできるだけ最善の対策をしておきましょう。

もちろん最終的に大事になる要素労働条件なので、「 理念・想い・情熱・こだわり」を打ち出せば万事解決ってわけにはいきませんけど、のちのちのズレを無くすためには「うちはこういうスタンスです」というのは最初から見せておくのが大事です。

偉そうに言ってきましたけど、僕は社員を雇わないと決めているので、人事のことで悩みがあっても失敗してきても、社員を雇っている人を尊敬しているんですけどね。僕にはできないことなので。

それではでは。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください