どうも真井です!
「本質が大事やで」ってよく聞くじゃないですか。
コンサルタントが大好きな言葉ですなw なんかカッコいい感じするし。これ僕も言うんですよ。確かに大事だってのは間違いないので。
でもですね、そんなこと言われても結局はどういう意味なのかって、よーわからんと思うんですよ。
ってことで、今回はそのお話をわかりやすくしたいなって思います。
本質がわかるとビジネスがめっちゃ楽になる
詳しくはこの後に解説しますけど、まずは簡単に「なんで本質を理解した方がいいの?」ってことを解説します。メリットがわからないとやる気も起きないですからね。
まず単純にビジネスがめっちゃ楽になります。
成長度合いが二次関数的に伸びます。時間に比例した成長じゃなくて、「掛ける●乗」みたいにガンガン伸びるってことですね。
なぜかっていうと、まず勉強時間が大幅に減ります。本質がわかると、理解がめちゃくちゃ早くなるからですね。
何度かお話してますけど、僕めっちゃ記憶力悪いんですよ。エグいくらいに悪いです。
でもビジネスに関しては、知識を身につけるのにほとんど苦労してません。先日「4時間で6冊読書した」みたいな話をしましたけど、インプットスピードも速いです。
これは本質のパワーを使っているからなんですね。
これって特殊な能力じゃないので、あなたも余裕でできます。というか、記憶力がおそらく僕より良い分、もっと余裕でできると思います。
結局、本質ってなぁに?問題
はい、じゃあここからが本題。結局「本質」ってなんでしょう?
色々な説明の仕方ができますけど、簡単にいえば「共通点を探す」ってことだと思ってください。
例えばですね。
- チワワ
- トイプードル
- 秋田犬
これらはみんな犬ですよね。
じゃあ次にこれを見てください。
みんな大好き「ジョジョの奇妙な冒険」のイギーです。
さて、このイギーってなんでしょう?
JOJOを知らない人でも「犬」ってすぐにわかると思います。
僕たちは「この子は犬だよ」って説明を受けなくても、なんとなーく犬だってすぐにわかるわけです。
実物や写真じゃなくても。なんならスーツを着てたり後ろに変なバケモノがいたり喋っているのに犬だと思うんですw
じゃ、なんでこれが犬だってわかるかっていうと、僕たちが犬の共通点を知っているからです。
4本足で立ってて、
足はこんな感じで、
目はこんな感じで、
鼻はこんな感じで、
口はこんな感じで、
みたいな。
これらをまとめて僕たちは「犬はこういうもんだー」って理解しているんですね。
少し難しい言葉になりますけどこれが「帰納法」ってやつです。共通点ってことですね。
簡単に言えば、これが本質だと思ってください。
じゃ、サロンのマーケティングの場合での本質って?
じゃあ今度はサロンのマーケティングで説明してみましょうか。
講座の中でもお話しましたけど、僕がマーケティングで一番大事だと思っている技術の一つが「コピーライティング」です。
コピーライティングにはいくつもテクニックやルールがあるんですね。
例えば「Not Read」。
これはカンタンに言えば「お客さんは読んでくれませんよー。だからその対策をしましょう」ってことです。
例えば「YOUメッセージ」。
これはカンタンに言えば「お客さん目線で文章を書きましょうねー」ってことです。
例えば「ベネフィット」。
これはカンタンに言えば「お客さんは機能自体には興味がないですよー。その機能の結果、どんな素晴らしい未来があるかを知りたいんですよー」ってことです。
今、3つ書きましたよね。
じゃあこれって全部、バラバラの話をしてるんでしょうか?
そんなことないですよね。
この3つをまとめると(帰納すると)「お客さんは自分にメリットがあることしか興味を持たないのであります」ってことですよね。
これが本質です。
本質がわかるとお得がたくさん!
はい、じゃあ本質を理解すると何がいいんでしょう。
メリット① 基本的に本質は変わらない
犬の定義って突然には変わらないですよね。本質も同じです。
コピーライティングに色々なテクニックがあっても、それは「一人にしか当てはまらない」ようなことはテクニックにならないわけですよ。当たり前ですけど。
全員には当てはまったり、公約数的に大多数の人に当てはまるからこそ技術として残っているわけです。
それはそんなしょっちゅうコロコロと変わるもんじゃありません。だから、ほぼ永久に使えるし、とにかく汎用性が高い。
でもSNSとかの知識だとそうはいきません。そのプラットフォームが使えなくなったら、資産として何も残りません。
SNS心理学的なものでしたら違うSNSでも使えるし、残るでしょうけど。
僕たちの時間は限られてますから、永久に使える資産になるものを優先しないと大損します。
メリット② 知識の吸収が早い
さっき、読書の話をしましたけどなんで速く読めるかっていうと「結局、こーいうことね」ってすでに身につけている本質の知識と関連付けているからです。
例えば接客の本を読むとしますよね。これを接客の本としてだけ読むと大変です。
ましてや「Aという人が書いたBという本」ってさらにわけちゃうとさらに大変。独立したものになっちゃって過去の知識とひも付けられないからです。
そうじゃなくて、本質を理解しようとすると「結局、こういうことだよね」ってことがわかります。
どんなことをすれば人が喜んでくれて、どんなことをすれば人が嫌がるのか。そーいう、過去に身につけた本質の知識にくっつけていくわけです。
もちろんコピーライティングで身につけた知識もガンガンくっつきます。
結局は人の心理っていう本質は、文章だろうが接客だろうが変わらないからです。
で、これがわかればもうカンタン。
具体的なテクニックに関しては本に書いてあることを参考にしてさくっとやってみればいいんです。そうすると迷いがなくなります。
本に書いてあることを100%理解するなんてそもそも不可能です。だから細かいところまで100%理解しようとすると
「あれ、これってどういうことんだろ?」
「この理解であっているのかな?」
「このやり方でいいんかな?」
ってことがわからず行動が止まります。
でもそうじゃないんですね。「結局、こーいうことね」って本質さえわかれば、あとはもうどうでもいいんです。
本質を基準に考えて行動をすればいいだけです。著者だってそんな細かいところは
「いや、それは別にどっちでもえーがな。そこは臨機応変で自分で決めなさないな」
って思っていることはたくさんありますから。
ちなみに海外のビジネス書を読む人はよくわかると思いますけど、あれめちゃくちゃブ厚いわりには、ほとんどの本は書いてある中身は結局1分で説明できますw 本の中身の95%はほとんど研究や実験の話だったりなんですよね。
本質の上手に使うと、勝手にレベルアップするんでめっちゃ楽
そしてさっき、成長がめちゃくちゃ速くなるって言いましたよね。
これなんでかって言いますと、今解説した読書のスピードが上がるみたいなこともあるんですけど、もう一つ理由があります。
それは、日常のすべてが勉強になるからです。
例えばコピーライティングの「お客さんは自分にメリットがあることしか興味を持たないのであります」ってことを理解しますよね。
そうすると、日常のすべてがヒントになるんです。
- あ、この店はぜんぜんおれにメリットを見せてくれてないな
- おお、この商品はメリットがめっちゃわかるからほしくなる!
- この店員、自分の成績のことしか考えてないな。もっとこうすればいいのに
みたいな。これ、意識しなくても勝手にそうなってくるんですよ。
カラーバス効果っていうんですけど、これまではまったく気にしていなくても、ちょっとでも意識したことってその後はめちゃくちゃ勝手に目に入ってきます。
ほら、土用の丑の日が近づくと急に今まで気づかなかった街にあるうなぎ屋が目に入ったりするじゃないですか。
それと同じです。
だから毎日生活しているだけで脳が勝手にヒントを探します。成長するなってのが、無理な話です。イヤでも成長します。
しかも自動なんですから、やらないと損だと思いませんか?
本当は本質を理解したらそれをどう活用していくか?って話をしたかったんですけど、長くなったので次回に持ち越します。
それではでは!